カンカン鳴る音

踏切の音が聞こえる日常、雑記。

episode 101

2014年2月に読んだ本を再読した。

当時は入社を控えた大学生だった。学生の頃から定期的にどうしようもなく無気力になる癖を持っていた私は、レビューもそこそこ良いこの本を、藁にもすがる気持ちで読んだのを覚えている。
しかしまあ、これがどうにも、まったくピンとこなかった。
そういうわけで私の本棚に眠っていたのであるが、ふと思い出して改めて読み直してみた。実を言うと「あの頃はそもそも働く経験をしていなかったわけで、今ならその意味がわかるかもしれない」という期待をしていた。そして読んでみたのだが、まあわかるわかる。結局、前回読んだときの自分はまだ未熟で、自分のことをよくわかっていなかっただけなのだ。実際に働き始めて1年と半年ほど。微々たる期間ではあるものの、さまざまな性質の異なる体験をさせてもらって、自分にプレッシャーをかけたこともやはりあったのだと、内容に共感できる自分が少し大きく思えた。この本でとにかく書かれている「ムリ・ムダ・ムラ」をいかにテクニカルになくしていくかという方法論は、まさに今の私に必要なもので、逆にいえばこれさえ身につけられれば今の生活はより輝くだろうということが実感を持って感じられるのだ。こんな幸せで都合の良いことはそうそうない。私はネガティブを拗らせてポジティブになっているような人間なので、割と本気でそう思っている。
ということでさっそく本にも書かれていたが「1日3つの良いこと、1つの悪いことを思い出す」という行為をしてみようと思う。順番は大事だと思うので、悪いことから書いておこう。
  • 烏龍茶の茶っ葉をいれすぎた(悪)
  • とても感謝された(良)
  • 少し無理した今日のタスクが割と消化できた(良)
  • 筆が進んだ(良)