カンカン鳴る音

踏切の音が聞こえる日常、雑記。

episode 84

GW最初のイベントは「親知らずの抜歯」だった。会社で多くの人に「GW何するの?」という世間話を持ちかけられて、写仏だの粘土だの適当に答えていたけど、冷静に考えると「GWの予定が抜歯」って最高にクールだということに私は昨日の夜になって気づいてしまった。もう少し早ければもっと笑いを取れていただろうに。
話が逸れたが、虫歯になったことがなく歯医者に無縁(前歯は諸事情で差し歯だがそれはまた別のお話)の私なので、初めての抜歯はなかなか緊張した。とは言っても上の歯でそこまで苦労はしないと言われていたので、まぁ呑気に構えていたのだけど。抜かれた親知らずは、事前に言われていた通り、やはり虫歯になっていた。自分の歯に虫歯があるのを見たことがなかったのでなんだか不思議な気持ちだった。「虫歯になったことがない」とかれこれ20年以上誇りにしてきたのに、これがなくなってしまうのかと思うと複雑な気持ちになるが、恐らくのれからもそう言い続ける気がする。親知らずは私の歯ではないかのように。
1年以上気になっていた親知らずをようやく抜いたこともあってか、恐ろしいほど清々しい気持ちでいる。なんなら少し小顔になった気すらする。こんなにすっきりするのならもう少し早く始めておけばよかった。なんだか生まれ変わった気がする。素直な自分に万歳。連休を楽しもう。