カンカン鳴る音

踏切の音が聞こえる日常、雑記。

episode 91

今週はがらりと変わった環境に慣れることで精一杯の一週間だった。仕事内容自体は今月に入った段階で変わっていたのだが、席がこれまでと変わらなかったので、多少戸惑いながらも自分のペースを守ることができていた。しかし今週から席を引っ越し、一般的にいう総務部のような場所に来ることになり、念願の個人机でモニターを使いつつ仕事ができるようになったのは良いものの、まぁなんというか、端的に言うと雑務が増えた。代表電話の対応、来客対応、お茶汲み、その他それぞれの人からのちょっとした頼まれごと。いやはや前任の先輩がこれをすべて嫌な顔一つせずやってくださっていたかと思うと逆に心が痛む。私の場合、本業の方がまた別にあるので、本当にきつくなったら無理だと投げることが許されている。まぁその範囲も知らず頼まれることも多いのだけれど、それはまた別の問題だろう。なんとかうまくやっていこうと思っているが、糸が切れなければ良い。
普通、自分以外の相手に自分以上に気を遣うことなんてないのだ。それぞれがそれぞれに勝手なことを考えていて勝手なことをしたりする。そうやって乱されることもあるけれど解決できることもあるのだろう。私にできることは「相手は変えられないと知る」ことだけだ。それは私にとってはとても哀しくて、受け入れがたいことなのだけども、言い方を変えれば私は誰にも変えられないということでもある。自分の信じた道を一生懸命進むしか、今の私の心が晴れる術は無いのだろう。